カネカ、CPVC、米国で約六千tデボトル増強今夏にも稼働開始、特殊品のグローバル展開強化

摘要

カネカはCPVC（塩素化塩ビ）の米国拠点で年産約六千tのデボトル増強を進めており、今夏にも新体制での稼働を開始する見通しだ。CPVCは、塩素を付加した特殊なPVC（塩化ビニル樹脂）で、給湯やスプリンクラー、工業プラント向けの耐熱配管原料として使用されている。現在、同社は大阪工場（年産二万五千t）、米国（二万t）の内外二拠点体制で事業を展開しているが、需要拡大に連動し米国拠点のデボトル増強を進めている。