矩形断面導体の曲げ·捩り複合成形装置の開発

摘要

長尺の導体を曲げと振りの複合した形状に連続的に成形できる装置を開発した。 主な特徴と,得られた結果を以下に示す。 (1)中実の矩形断面を有する長尺の導体を，3軸のみの制御により任意の曲げと振りの複合した形状に成形することができる．2）比摂り角は，中央口ールと出口ロール問で均一に振られるとした場合の計算結果より実験結果の方が大きい．これほ、中央ロール近傍で振り角が徐々に増大する遷移域があることが大きな要因の一つと考えられる。 3）超電導導体を用いたヘリカルコイル形状の成形実験巷行い，目標形状からの誤差の絶対値の平均を，目標である最大形状の10％以内とした.本成形装置は文部科学省核融合科学研究所大型ヘリカル装置（Large Helical Device）のヘリカルコイルの成形に使用されたものである。