新しい制度の下で新しい研究体制を構築

摘要

物質·材料研究機構が従来の国立研究所と異なる点は，1番目が独立行政法人となったこと，2番目は監督官庁が文部科学省という枠組みに変わったこと，3番目が金属材料技術研究所と無機材質研究所の2つが一緒になったということです。 まず，独立行政法人になったということで，今までの管理という意味での研究所の運営を経営という視点でも捉えなければならなくなりました。 研究機構を含めて関係官庁なども，まだこの新しい機構をどのような形にして行くのか手探りの段階です。 ですから，独立行政法人はこうだというよい実績を重ねながら形をつくっていく段階にあるということが私自身，ここに来て受けた非常に強い印象です。