蛾の眼を模倣したスーパー反射防止フイルムの開発

摘要

多くの家庭に大画面TVが入り、複数のTVを有している家庭も多い。また、ほぼ個人ユースのような形でパソコンを有している。さらには、ガラケ、スマホヤタブレット端末など、多くのディスプレイの中で現代人は生活している。昨今、大型ディスプレイはもとより、ガラケ、スマホといった小型のモバイルディスプレイにおいても、高解像度化が進み画像の質を問われている。そのため、高解像度化のためのディスプレイ自体の改良がなされてきた。一方、外光から生じる反射光の影響で、画像が見えにくくなるという現象が生じる。特にモバイルディスプレイは屋内のみでなく屋外で使用するものが多く、反射光の影響を受ける場面が多くなっている。この反射光の影響を低減することが、ディスプレイの特性を改善するための大きなポイントとなっている。