環境に配慮した自動車材料の洗浄と表面改質－ポリプロピレン材の塗装性改善と天然繊維複合材の臭気低減－

摘要

自動車の高分子複合材部品の製造時と使用時における課題として、自然環境や人間の健康に悪影響を与えるVOC（揮発性有機化合物）臭気の低減化、ならびに資源とエネルギー、コストの低減化が常に求められている。近年、関東学院大学の材料·表面工学研究所では、前述の課題を対策するために、自動車産業の方々から情報を収集しながら、車部品の製造において、環境に配慮した「塗装PP（ポリプロピレン）材」と「天然繊維·高分子複合材」のオゾンナノバブル水処理の研究開発を進めている。