「半値返し」も鉄筋4万円割れ

摘要

東海外環境の悪化が中国の過剰生産、安値かつ過剰輸出によるのは間違いないが、そもそも2000年前夜の世界不況から脱出し、04年からの好況を享受できたのは中国の「爆食」のおかげだった。いまは、その反動と思わなければならない。南10月のWSA第49回総会（シカゴ）で宝飼の経済研究院の人が「中国のいま進めている構造調整は10年かかる」と講演した。これはかなり衝撃的な発言だったが、正直だなという印象もあった。「10大ニュース」は、いくら世界と日本がリンクしても外国のニュースを取り上げていたらキリがないので、そこら辺のことは端折るけど、中国の鉄鋼増産-鉄鉱石需要の増大－原料高のサイクルが終わり、昨年から今年は鉄鉱石過剰1原料値下がり圭製品値下がりのサイクルになった。