台湾石油化学工業の主要指標

摘要

2008年の石油化学製品の需要環境は年後半からいっせいに冷え込み，生産は減少した。エチレン,　プロピレン,　ブタジエン，ベンゼン，トルエン,　キシレンの6つの基礎石化製品の需要は年前半は前年同期比9．6％の伸びをみせたが，通年では前年よリ11．3％のマイナスとなった。また生産調整を目的に,　輸出が85％と急増したことから，生産は1．9％減にとどまった。汎用合成樹脂の国内需要は,　世界同時不況の影響を受けた。LDPEとPPが前年水準を保ったものの,　HDPEやPVC，PS，ABS樹脂は2けた減少となった。