需給に明るい兆しも

摘要

日本無機薬品協会のまとめによると，2013年度の無機薬品の生産は305万7972トン，出荷は307万1168トンとなり，前年度に比べ生産は0．8％，出荷は1．5％のそれぞれ増加となった。無機薬品の需給は年度当初は前年を下回って推移したが，経済再生に向けた政府の取り組みの効果や海外経済の回復への動きなどから，徐々に需給環境に改善がみられた。依然として一部の品目では低調に推移したものの，全体的には年度合計で前年を上回り，無機薬品の需給にも明るさがみえつつある。なお，生産金額は5．0％増の約2622億円であった。