木村会長ザバイ60ドル上昇を予想情勢懇談会での安定供給と効率供給の両立言及

摘要

石油連盟は9月21日、2017年9月魔の記者会見を行った。記者会見では、木 村康会長が冒頭、8月9日開催の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会でのエ ネルギー基本計画の見直しに係わる議論が開始されたことについて言及。同分科会 では、世耕弘也経済産業大臣がエネルギー基本計画について、計画の骨格を変える ことなく、2030年目標に向けた進捗確認や、課題の洗い出しを行うとの方向を示 すとともに、2050年に向けて別途、エネルギー情勢懇談会を設置することを表明 した点を強調。木村会長は、現行のエネルギー基本計画において、石油は今後とも 活用していく重要なエネルギー源であると位置付けられていることに触れた。その 点で、今回の見直しでは、エネルギー基本計画の骨格が変わらないとのことである が、石油の重要性を踏まえた議論を期待したいとの考えを示した。木村会長は、石 油業界として、引き続き国際競争力強化と強靭化対策を含めた緊急時対応能力の強 化に向けた取組みを進め、平時及び有事を問わず安定的かつ効率的に石油の供給を 確保することにより、政府のエネルギー政策に貢献していくと述べている。