東電の小売自由化への変革に注目持株会社制移行で燃料·火力発電事業会社を設立

摘要

石油·ガス·電力の各社は、6月下旬の株主総会を終え、新たな組織体制に入つている。各社は、2016年4月1日の電力小売自由化と2017年4月1日からのガスの小売自由化を控え、新たな組織体制でエネルギーの新潮流に舵を切ることとなる。こうしたなか、東京電力は6月25日に行われた株主総会で、2016年4月から持株会社に移行する発表をした。持株会社名は「東京電力ホールディングス（東電HD）」となり、傘下に「燃料·火力発電」「送配電」「小売」の3事業会社を置く。