新日石、北海の事業戦略強化日本ノースシー石油の全株式取得

摘要

新日本石油の石油開発部門を担当する新日本石油開発は、資源エネルギー庁が実施した一般競争入札により日本ノースシー石油に経済産業大臣が保有する50％の発行済み株式のすべてを取得、同社を100％出資子会社とした。 取得株式数は112,140株、取得価額は220億円、取得日は2008年7月15日である。 日本ノースシー石油は英領北海の探鉱開発事業推進を目的に1994年1月20日に設立、アンドリュー、モナン、ムンゴ、ミレン、マドース、マーガンサーなど北海に保有する鉱区で油·ガス田の探鉱·開発·生産活動を展開しており、生産中の油·ガス田に所有する権益分は5,800b／d。 新日石グループは生産中の油·ガス田の多い英領北海地域を、米国メキシコ湾、東南アジアおよびオセアニアとともに上流部円の四つのコア地域の一つと位置付けている。今回の日本ノースシー石油の全株式取得を機に北海の事業戦略がさらに活発化する。