米英仏がシリア化学兵器関連施設を攻撃高まる中東の地政学リスク

摘要

米国のトランプ政権が、4月13日にシリアのアサド政権が内戦で反政府側に化学兵器を使用したことから英国、フランスとの共同作戦で、アサド政権の化学兵器関連施設を3カ所ミサイル攻撃して、破壊した。米国国防省は、翌日の14日に、地中海に展開する米艦船や原子力潜水艦から巡航ミサイルのトマフオーク105発を発射したほか、米空軍のBl戦略爆撃機を発進させ、ミサイルでアサド政権の化学兵器関連施設を攻撃したと発表。アサド政権軍も米国のミサイル攻撃に対して地対空ミサイル40発程度の反撃があったようだ。しかし、米軍側は、全てのミサイルが目標に到達し、目的を達成したとの見解を示している。