2カ月連続前年同月を上回る5月の950件を上回り今年最多

摘要

帝国データバンクは、2013年7月の「全国企業倒産集計」を発表した。それによると、倒産件数は952件（前月906件、前年同月943件）で、前月比は5.1％、前年同月比も1.0％の増加となり、2カ月連続で前年同月を上回っている。5月（950件）を上回り、今年最多を記録している。その要因·背景として、負債5000万円未満の零細企業を中心に、製造、卸など5業種で前年同月を上回る。また、全9地域中3地域で前年同月を上回り、とくに東北、中部の2地域は20％を超える大幅増となっている。負債総額は1796億1700万円（前月3903億6500万円、前年同月7152億1200万円）で前月比は54.0％、前年同月比も74.9％の大幅減少となり、2カ月ぶりに前年同月を下回ってい名。負債10億円以上の倒産は22件にとどまり2011年10月、2012年7月、2013年2月の26件を下回り、2000年以降で最少となっている。その要因·背景として、負債トップは、商業施設開発の京都駅南開発時足目的会社（東京都）で204億円。また、前年同月に発生したクラヴイスなどの大型倒産の反動により大幅減少している。