インフルエンザパンデミック(汎読行)対策-新型インフルエンザはいつでもやってくる

摘要

新興感染症としての新型インフルエンザか発生すると.大陸間を越え地球規模での汎流行(pandemic)となり.たとえばスペイン風邪では世界中で約2.500万人以上,わが国でも約50万人の死亡者なとの被害かみられる.今度の新型流行時には日本では3.000万人が発病し. 3-9万人か死亡することが予測される.世界のどこで何時発生するかを予測する方法はまだないか, WHOを中心とした世界的なインフルエンザサーヘイランス綱を構築している.1997年に香港からAH5N 1,今年もSARSくsevere acute respiratory syndrome)発生時に香港でH5Nl1か再興し,さらにはオランダにおいてAH7N7とトリから直接感染したはじめての新型発生が続々と報告された.これらの背景より.わが国でも新型にフルエンザ対策の詳細な検討は急務である.ワクチンの製造法と配布順位の根討に加え.とくに抗ウイルス剤の選毛順ではノイラミニタ-セ阻害薬が第一候補であり,大量に保管して新型発生に備えるべきではあるか.解決すへき問題が多い.このことより.アマンタジンは重要な補完的役割を担う薬剤であることも考慮すべきと思われる.