はじめに

摘要

歯科におけるニ大疾患は，う蝕と歯周病である.これらの疾患力ゃ墁性感染病巣として遠隔の組織o臓器に影響を及ぼす可能性(歯性病巣感染）については，20世紀初頭にすでに指摘されていたといわれている.しかし，十分な科学的ェビデンスカS、得られないまま，その関連性の真偽に関しては放置されることとなった.そしていま，歯周病と全身疾患'全身状態との関連にあらたに禾，のメス力《入れられている.この学領域はPeriodontal Medicine (歯周医学）とよばれ，歯周病菌による感染症の観点や，歯周組織に惹起される慢性炎症巣という観点から，多くの科学者が基礎研究'疫学研究を精力的に展開している.