植物療法(ハーブ·ァロマ)

摘要

植物療法は心身相関的に働き，機能の調整にすぐれているため，不定愁訴に適した療法である.② 植物療法は,植物化学成分を用いて自然治癒力（自己治癒力と自己調節機能)に働きかける療法である.③ 茶剤ひ-ブティー)の調製は,乾燥八ーブおおむね3gを熱湯150?200mLで5?10分間抽出する.④ マッサージオイルの調製は1%濃度,すなわちホホバ油などの植物油1OmLに精油2滴を希釈する.⑤ 天然物である八ーブや精油の品質管理は指標成分を設定し，機器分析や官能検査によって行う.?八ーブゃ精油はおおむねヒ卜の代謝酵素を誘導し，血液凝固を抑制する傾向をもっため，相互作用に)土思する.⑦ 植物療法のェビデンスは確立しているとはいいがたいが，そこに患者が治療に参加する余地があるとちいえる.⑧ 患者に選択肢を提示し，動機づけや主体性を回復させることは，治療そのもののァゥ卜カムに直結する.