小児肝疾患（胆道閉鎖症?胆道拡張症?肝炎など）

摘要

小児の肝胆道疾患において腹部超音波検査.（エコ一）は必須の検査である.先天性疾患である胆道閉鎖症や胆道拡張症の画像診断の第1選択肢はエコーである.胆道閉鎖症ではtriangular cord signはよく知られている胆道拡張症でも診断能は高く，ほとhどエコーだけで胆道拡張症の診断は可能である.胆道結石はいうまでもなく，肝膿瘍，肝腫瘍（囊胞性疾患を含む）においても必須の検査である.肝炎に関しては感度と特異度は低いが.経過観察に有用なこともある.肝炎では肝門部リンパ節が腫脹することが多く，胆囊壁の肥厚や胆囊内デブリスを伴うことが多い.