可視化試験に基づく各種コンクリートの表面気泡の発生特性に関する実験的研究

摘要

トンネル覆工に用いるコンクリート配合は，設計基準強度24N/mm~2，スランプ15cm，最大骨材寸法20～40mm が一般的である．このような一般的配合を含め，ある特定の配合を用いた表面気泡低減技術に関する研究がこれまで報告されてきているが，様々なコンクリートについて統一的に評価された研究はほとhどみられない．そこで本研究では，トンネル覆工を主対象にしてコンクリートの配合が表面気泡に与える影響について実験的に調べることで，表面気泡の特性を調査·評価することを目的とした．特に本研究では，硬化コンクリートの表面気泡調査に加え，振動締固め前後のフレッシュコンクリートにおいても，全面透明アクリル型枠を用いて表面気泡の生成過程や特徴を調査し，定量評価を試みた．