地盤沈下対策研究会の活動と私の研究紹介

摘要

この程，地盤改良部門委員会からのご推薦を受けまして，「会員便り」に投稿する機会を与えて頂きました．私の専門は地盤工学で，大学の卒業研究で粘性土の圧密沈下をテーマとして以来，研究に携わった約20数年間，主に粘性土地盤の沈下問題，粘性土の強度·変形特性などについて，室内試験を中心とした研究を行って参りました．材料学会への入会はやや遅く2008年からではありますが，入会と同時に所属させて頂いた地盤改良部門委貞会では，平成26年4月1日から4年間の予定で「未改良の埋立地や低平地の地盤沈下対策研究会」（研究会委員長：今西肇教授（東北工業大学））を立ち上げ，3つの部会で構成される当研究会の一員として調査·研究活動に取り組hでおります．本便りでは，これまで私が取り組hできた“地盤の長期沈下（二次圧密）”について述べさせて頂き，地盤沈下対策研究会の活動について簡単にはなりますが紹介をさせて頂きます．