小ネギの生産安定化のための技術改善

摘要

大分県の小ネギ栽培は昭和55年に現在の国東市（旧武蔵町）で開始され、その後、中津市、宇佐市でも始まり県内に拡大していった。 今日では、主に県北部から東部において雨よけハウスでの土排栽培が盛hであり、中津市、宇佐市、国東市で生産される小ネギは「大分味一ねぎ」のブランド名で主に東京へ出荷されている。 また、農業経営上の小ネギの優位性から、土耕より安定した栽培方法として平成3年に水耕栽培が導入され一県中部から南部の杵築市、別府市由布市、豊後大野市、竹田市等で行われており、これは「べっぴhねぎ」のブランド名で流通している。 現在、本県における出荷量はJA全農県本部の扱いで2500t程度であり、土排栽培と水耕栽培が半々になっている。