卜マ卜生長点付近の局部加温と 果実収量

摘要

近年の原油価格の高騰は、施設園芸における冬季の暧 房コストを増加させ、織を圧迫している。また、京都議定書によると、二酸ィヒ炭素排出量について2008-2012年の第1期の目標は、1990年を基準として-6% となっている。そのため、施設園芸においても、暖房費 の削減、すなわち二酸化炭素排出量の削減を目標にした 技術開発が課題である。そのような技術の1つとして期待されるの力、局部温 度管理技術である。局部温度管理技術については、トマ トの根域やイチゴのクラゥンどについての研究例が いくつかあるせ、果菜類の花房や茎頂付近の局部加温に ついて検討したものは極めて少ない。今回は、低夜温条 件における花房や茎頂付近の局部加温がトマトの花粉稔 性、着果率、収量などに及ぼす影響について調査した研 究を紹介する。