初心者のためのオウトウ栽培め基礎技術

摘要

主要品種の特性は表1のとおり、早生種の「紅さやか」から晩生種の「ナポレオン」まで数品種が栽培されている。 とくに「佐藤錦」はもっとも多く、食味も良好な品種である。 また新しい品種の「紅秀峰」は果実が大きく豊産性で注目されている。 オウトウは排水の悪い所では生育が劣るので、排水の良好な土壌に植付けする。早期に収量を上げるには苗木の植付けから三年間の管理が大切である。 それにはまず、植付け初期の板張りをよくするため、完熟たい肥を入れ、ていねいに植栽する。 また、生育期圃はいつも根元はきれいに草刈りし、雑草との養水分の鏡合を防ぎ生育を促進させる（図1）。 栽植距離は仕立て方法、土壌の肥よく度により異なるが、五～六m X四～五m程度を基準とする。