寒冷地果樹の省力，高品質生産技術の確立に取り組む：青森県りhご試験場県南果樹研究センター栽培育種部

摘要

今年の四月一日から組織改革により県畑作園芸試験場果樹部からりhご試験場県南果樹研究センターと変更になり、リンゴを含めた県内果樹の技術研究に取り組むことになった。 栽培育種部のおもな課題はオウトウ、セイヨウナシ、ブドウと新たに加わったリンゴであり、青森県という寒冷地に向く果樹の生産技術、品種改良、品質管理の三つの課題を掲げている。生産技術では、省力的生産のための「軽労化」と「低コストでおいしい果実の生産」が目標であり、グルメ志向に合わせた高糖度な果実を安定的に生産できる栽培技術の確立、またその生産のためのブドウやオウトウ、リンゴの生態や果実肥大などの調査にあたっている。