周年栽培を目指したカボチャ立作り栽培のポイント

摘要

近年、生産者の高齢化や暖房費の高騰などによりメロン、キュウリなどのウリ科野菜などの栽培面積が減少している。 その中で、カボチャについては、高機能性や食味の良さから消費が安定している品目の1つである。 カボチャの東京市場入荷の傾向にはl月がメキシコ産、2～5月はニュージーランド産が中心となり、一部を沖縄産のカボチャが占めている。 6月以降は鹿児島産から茨城～千葉産となり、7月以降が北海道産となる。 東京市場の入荷体制は、冬期については南半球を利用した海外産が中心となり、国産は比較的温度が高くなった時期に出荷が集中している（図1）。 そのため、販売単価については、底値で100円／kg前後から高値で取引される場合では350円／kgとなり価格変動の多い品目と言える。