高冷地におけるバンカープランツを利用したキャベツの有機栽培

摘要

はじめに- 山梨県では、1990年代後半頃から環境保全型農業推進の仙環として野菜の右機栽培や減農薬.減化学肥料栽ムシによる被害が甚だしく、安定生産が困難であった。 チョウ目害虫の防除には被覆資材やBT剤の利用が有効であるが、これらと異なる手法として、圃場の周囲や農作物の問に植物を栽培すると虫害軽減効果があるとされるバンカープランツを利用した実験を試みた。 供試品目は薬剤による防除を行わないと被害の大きいキャベツを用い、バンカープランツには障壁作物としてデントコーンを、被覆作物として白クローバを用いた。