JAみなみ信州におけるブルーベリー産業の現状と発展方向

摘要

みなみ信州農業協同組合は長野県の南部に位置し、平成九年に「飯田下伊那」地域の一巿三町一〇村が合併し構成しています(図1)。ブル—ベリー栽培は管内全域で行われていますが、大鹿村と喬木村大島地区の中山間地が中心となつてい大鹿村では、昭和四〇年に当時栽培が盛hであつた小ウメの価格低迷により、中山間地で栽培が可能で高齢者や女性でも取り組める作物の検討が始まりました。長野県北部地域の信州新町への視察を行いながら品目の検討を行い、ブルーベリーは村の条件に適するということで栽培が始まりました。その後、昭和五〇年のパイロット事業で急激に生産量が拡大しました(写真①)。