Gemcitabine/CDDP併用療法が奏効した膀胱未分化癌術後腋窩リンパ節転移再発の1例

摘要

症例は68歳，男性。 他院で膀胱未分化癌と診断され，膀胱全摘術が施行された。 臨床病期はT3bN2M0　 であった。 術後4か月ごろより右腋席リンパ節腫脹および疼痛が出現してきたため，精査加療目的に当院紹介入院となった。 　 精査の結果，膀胱癌のリンパ節転移と診断し，GEM，CDDP併用化学療法が開始された。 その後リンパ節転移の縮小を認め，討4コース施行後，CT上CRと判定した。 今後，GEM，CDDP併用化学療法は，進行性膀　 胱癌に対して有効な治療法になり得るものと考えられた。