切除不能肝転移を伴う進行再発大腸癌症例に対するl-Leucovorin併用5-FU肝動注化学療法の検討

摘要

切除不能肝転移を伴う大腸癌症例に対するl-leucovorin (l-LV)併用5-FU肝動注化学療法の成熟こつき検討した.対象と方法:2004年6月-2006年12月にl-LV傍用5-FU肝動注化学療法を施行した,切除不能肝転移を伴う再発大腸癌症例15例を対象とした。 初回治療例7例(A群),既治療抵抗例8例であった(B群)。 肝転移巣に対する奏効率,肝転移巣の無増悪期間,生存期間および有害事象を,同時期に全身化学療法を施行した切除不能肝転移を伴う再発大腸癌症例39例(初回治療例18例(C群),既治療抵抗例21例(D群))と比較検討した。