中国·天津工場は神戸製鋼の「画竜点晴」焼鈍·表面処理、母材の供給困難一挙に解決

摘要

わが国のアルミ板業界の需要数値は目下鳴かず飛ばずである。しかし、アルミ缶材、自動車用パネル材でトップ企業を自負する神戸製鋼　（川崎博也社長＝写真）　は違う。得意のアルミ缶材と自動車材が売れに売れて数年前から需要に供給が間に合わない状況が続いていた。その打開策として同社は先日韓国ノベリスと提携、年間十五万トンのアルミ板を確保する権利を取得、難局を切り抜ける道を開いた。これで自動車用アルミパネルの母材面での中国攻めが心おきなく推進できる。