ABS樹脂、9月国内出荷は1.9万t～車輌用途と一般機器用途が回復

摘要

日本ABS樹脂工業会がまとめたABS樹脂の9月国内出荷（国産品内需、工業会加盟6社ベース）は、前年同月比5.5％減（前月比19.1％増）の1万8,829トンだった。用途別にみると、その他が17.4％増（前月比5.5％減）、プリンターや複写機が主力の一般機器用途が2.0％増（10.3％増）、車輌用途が0.1％増（28.0％増）と前年同月比増。一方、パチンコ台やパチスロ台を中心としたレジャー·スポーツ用品、玩具関連などの雑貨用途が17.0％減（22.3％増）、電気冷蔵庫やエアコン向けを主力とする電気器具用途が13.1％減（5.4％増）、建材住宅部晶用途が1.6％減（13.1％増）が前年実績を下回った。