東ソー、4－12月期営業益0．5％減～事故の影響で21億円減少

摘要

東ソーの2011年4－12月期連結営業利益は前期比0．5％減の208億円となった。昨年11月に南陽事業所（山口県周南市）で発生した第2VCM（塩ビモノマー）製造設備爆発火災事故で、VCM3系列が停止し、電解設備も低稼働を余儀なくされている中、クロル·アルカリ事業の収益が大幅に悪化。事故の影響で売上高が70億円、営業利益が21億円、特別損益が9億円減少した。また、世界経済の減速や海外市況の軟化および長期化する円高を背景とした交易条件の悪化並びに南陽の火災事故の影響を踏まえ、適期の業績予想を下方修正した。