昭和電工、レアアース使用削減に向け秩父事業所の設備を一部改良

摘要

昭和電工は、レアアースの使用削減に向け、レアアース磁石合金の生産拠点である秩父事業所（埼玉県秩父市）の設備を一部改良する。経済産業省の「平成23年度国内立地推進事業費補助金」の採択案件で、12月までに完了させる。ネオジムやジスプロシウムといったレアアース原料は供給の大部分を中国に依存している。中国では国策でレアアースを戦略的な資源と位置付け、輸出枠の削減や輸出税の引き上げなど規制を強化しているため、安定調達やリサイクル体制の構築が求められていた。