エチレン／プロピレン誘導品国産品需要、2011年微増～経産省予測-エチレン必要量は0．9％増／内需堅調も輸出厳しく-

摘要

経済産業省化学課が東北関東大震災直前にまとめた石油化学製品の2011年（暦年）需要見通しによると、エチレン誘導品の国産品需要合計（内需＋輸出）はエチレン換算で2010年比0．9％増の711万トン、プロピレン誘導品の国産品需要合計は0．3％増の601万トンと予測している。民間需要が底堅く推移することに加え、世界経済の緩やかな回復が続くと期待されるが、デフレ圧力の高まりによる需要低迷や海外景気の下振れなどの懸念材料も多い。