竪型スクラップ溶解炉(以下シャフト炉)では、吸熱反応であるコークスガス化反応の反応量に応じてコークス比が変化する。すなわち、ガス化反応速度を制御することが出来れば、コークス比を制御可能である。シャフト炉の排ガスは CO を多く含む高カロリーガスであるため、所内のエネルギーバランスに応じて、低コークス比操業とガス多発型操業を使い分けることで、コストを低減できる可能性がある。本研究では、コークス表面を高融点の不活性物質や触媒で被覆することで、コークスガス化反応を抑制?促進し、そのときの反応速度を測定した。
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