(S034-2)画像計測引張試驗法による招微細粒フェライト単相鋼の真応力-真ひずみ曲線解析

摘要

真応力，真ひずみ曲線は金属材料の本質を理解する方法として、また、数値シミュレーションの基本データとして重要である。しかし、単軸引張試験では、最高荷重点以降で局所くびれが生じるために、真応力ー真ひずみ曲線取得は、最高荷重点までが限界であった。前報では、200万画素CCDカメラを用いて、平滑丸棒引張試験片の平行部の変形挙動を、広い範囲で連続的かつ高精度に測定することによって、Bridgmanの理論にもとづき、くびれ発生以降の真応力-真ひずみ曲線を求める画像計測引張試験法について報告した。今回、本方法を用いて、一様伸びがないが高校りであるという特徴的な変形挙動を有する超微細粒フェライト単相鋼の真応力-真ひずみ挙動を解析した。