(S040_1)ミクロ組織制御による厚鋼板の高性能化技術の進展

摘要

制御圧延（CR）、加速冷却（Acc）を組み合わせた加工熱処理（TMCP）は、成分増を最小限に抑え、変態組織の微細化を通して、溶接性を確保しつつ、強度?靭性バランスを向上させる、代表的な高性能鋼材の製造プロセスである。本報告では、加工と熟処理の組み合わせによる鋼材の高性能化として，直接焼入れ（DQ）－焼戻し（T）からの展開を中心に取り上げ、最近の進展を紹介する。