(S025_1)軽圧下圧延での矩形凹状表面欠陥の変形挙動

摘要

熱間圧延工程における表面疵の生成機構を明らかにするため、圧延中の表面凹凸の変形挙動がこれまでに 調査されている。例えば、石川らは2次元剛塑性有限要素法による表面疵の形状変化予測システムを開発し、 ラボ実験でその精度を検証している。しかし従来の研究は、圧下率20%程度以上の圧延については検討さ れているが、10%程度以下の軽圧下での検討は少ない。実操業では、設備能力により軽圧下圧延を余儀なくさ れる場合があるため、軽圧下における検討が必要である。