(S116)連続鋳造時のオシレーション条件最適化による鋳片表面品質改善

摘要

当社知多工場で製造している自動車用鋼は、製造コスト低減やCO_2 削減を目的とした冷間鍛造工法の適用拡大が進んでおり、鋼材の表面品質向上のニーズが高まっている。連鋳鋳片の表面ワレは、鋳片表面のオシレーション(以下OS)マークに起因するものと表層組織の脆弱化に起因するものがある。今回、オシレーションマーク深さに着目し、丸断面垂直型連続鋳造機(No.2CC)にてOS のショートストロークハイサイクル化による鋳片表面品質改善を図ったので詳細を報告する。