周期性四肢運動障害(periodic limb movementdisorder:PLMD)とは,下肢の周期的な不随意運動(periodic leg movement:PLM)が睡眠中に出現することによって生じる睡眠関連障害である.その運動は主として足関節の背屈と第一祉あるいは全址の背屈が複合したものであり,この不随意連動によって夜間の睡眠が中断して睡眠障害が生じる.19世紀後半にMitchellがこの運動を'the nervous legs syndromeと記載したことに始まり,Symondsによって'nocturnalmyoclonus'と命名されることによって臨床的に認識されるようになった.続いてColemanらかPSG検査でこの道動を詳細に観察し,脳波上てんかん性異常波を伴わないことや筋電図上の哨徴などから狭義の'myoclonusと区別すべきてあると主張し,PLMDと命名した.
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