火力設置など導管整備ニーズ開拓必要天然ガス小委、LNG備蓄への言及も

摘要

経済産業省は5日、総合資源エネルギー調査会ガスシステム改革小委員会を開き、2017年4月にスタートするガス小売全面自由化にむけ詳細設計の検討を行った。今回は論点のひとつである導管（パイプライン）網整備についても意見交換が行われ、聴取を受けた石油資源開発、国際石油開発帝石の幹部は、LNG発電整備による需要拡大など投資環境を見極める必要があり、早急な整備に慎重な姿勢を示した。また、現在の天然ガス地下貯蔵を大規模なLNG気化ガス備蓄に拡大するには、現行の鉱業法適用は困難との認識を示した。