小規模発電の買収やファンド活用も伊藤忠エネタス、電力関連事業に活路

摘要

伊藤忠エネタスは、電力事業に力を入れることで経営基盤を強化する方針。漸減傾向にある燃料油販売事業を電力事業でカバーし収益基盤を磐石なものにする。地産地消型の小規模電力会社の買収を通じ発電事業への参入を強めるほか、新たに火力発電所を建設することも検討する。火力の建設は1基200億円（石炭火力）と高額になるため、ファンドによる資金手当も視野に投資環境を整備していく考え。