原油価格現行水準で推移:OPEC総会、生産量を据え置き

摘要

オーストリアのウィーンで8日に開催されたOPEC定例総会では、現行目標生産量（イラクを除くOPEC11）を2485万BD）を据え置き、3カ月後に再検討することを決定した。この決定に、天坊石油連盟会長は「原油価格が100ドル／バーレル前後で推移していることにより、世界経済への悪影響が懸念されているが、石油在庫が依然として高い水準にあることや、産油国間で価格に対する見解が分かれたことから、今次会合では目標生産量を据え置き、3カ月間状況を見守ることとした」と分析した。