輸出額の増加は鈍化円高、株安で先行き不安も

摘要

経済産業省·関東経済産業局は、7月の「管内の経済動向」をまとめた。管内の経済は、厳しさが残るものの、持ち直しの動きに広がりがみられる。①「鉱工業生産活動」は、一部先行き不安もあるものの、持ち直しの動きで推移している、②「個人消費」は、このところ持ち直しの動きがみられる、③「雇用情勢」は、厳しい状況にあるものの、下げ止まりつつある、④「公共工事」は、弱含みで推移している、⑤「住宅着工」は、2カ月ぶりに減少となった、と分析している。このように、管内の経済は、生産、個人消費、雇用情勢に引き続き持ち直しの動きがみられるものの、直近では輸出額の増加が鈍化するなど、海外経済の下振れ懸念や円高·株安などといった先行き不安もあり、今後の動きに注視が必要となっている。