産業·業務部門における予備力供給型デマンドレスポンスの導入ポテンシャル評価

摘要

再生可能エネルギー電源の大量連系対策として，系統電源が供給していた調整力の一部を，デマンドレスポンス（DR）など需要側負荷制御で代替することが検討されている．本研究では，産業部門を中心とした需要セクターを対象に，自家発／生産プロセス·機器／空調を用いた予備力供給型DRへの対応可否についてアンケート調査を行い，調査データと統計資料から全国大のDRポテンシャルを推計した．需要抑制／造成，夏／冬／春秋，昼／夜，前日／1時間前／10分前通知など様々な条件で対応可否を調べたことが特徴である．