非常時のエネルギー供給維持を考慮した集合住宅の分散型エネルギーシステムの最適技術構成

摘要

2011年東日本大震災を契機として，エネルギー供給が一時的に停止する事態に対するセキエリティへの要望が高まった．本研究では再生可能エネルギー技術と化石燃料を利用するコージェネレーションシステム（CGS）を同時に考慮し，集合住宅において一週間程度のエネルギー供給維持を実現するために有効な技術構成を導くことを目的とする．いつ非常時が発生したとしても一定日数のエネルギー自給を確保することを制約条件とし，平常時の燃料費削減効果を考慮してエネルギー設備の選択を考える．