数値予報における予報誤差の解析の高精度化に関する検討

摘要

本文では，数値予報における予報誤差の規模を推定する手法を提案する．提案手法では，予報誤差の規模を複数の段階により表現し，既知の予報誤差から算出される特徴量に対し順序回帰を適用することで，各地点における未来の予報誤差の規模を推定する．また，既知の予報誤差から特徴量を算出する際，推定対象の地点における予報誤差のみでなく，大気の運動に伴い周囲の点から推定対象の地点へ伝搬する予報誤差に関する特徴量を用いることで，高精度な推定を可能とする．