石油精製·石油化学プラントの配管と装置：機器の特徴的用例－石油精製·石油化学用遠心ポンプの基礎知識

摘要

石油精製·石油化学用遠心ポンプは様々な液体の昇圧に使用され、その仕様は概略-105℃から+400℃、大気圧以下から20MPaGとかなり広範囲になっている。 扇夹浴けk性·毒性など危険物を扱う場合も多く、信頼性の高い製品でなければならない。 同時に、長期間（約20年）の運転に適した、各部位の寿命·保守性を考慮した製品であることも求められている。 このようにカスタムメイドの性格を持っている反面、各種プラントで使用される回転機の中で最も数が多いため、互換性なども考慮した標準化された製品とする必要もある。 つまり、各社が各々独自の設計をしていては、多数のポンプを評価する場合、信頼性の確認1つをとっても膨大な労力を費やすことになる。 このため米国では早くから石油関連用遠心ポンプに対する要求事項をAPI 610として規格化し、各ユーザ、コントラクタ、ベンダの基本指針としている。