「骨材の品質とその有効利用」をテーマにJCIが全国6都市で講習会

摘要

日本コンクリート工学協会（JCI）は7月5日の東京会場から9月5日の札幌会場まで，全国6都市会場で「骨材の品質とその有効利用」に関する講習会を開催した。 JCIでは2005年4月，「骨材の品質と有効利用に関する研究委員会（委員長＝國府勝郎首都大学東京名誉教授）」を発足させ，今年6月にその成果をまとめた。 同研究委員会では，主として低品質化している天然骨材の有効利用，そのための対策として複数の骨材の混合使用などがコンクリートの性能に及ぼす影響を明らかにし，現行の基準類を見直すことを提案した。 講習会は，これらの成果を報告するとともに，パネルディスカッションで骨材業者，生コン業者，行政担当官，学識経験者らがそれぞれの立場から各地域の骨材問題について問題を提起した。 以下に研究会の活動成果と各講習会場でのパネルディスカッションの概要を掲載する。