残達油から軽質オレフィンを効率良く生産する新規石油精製プロセスの実用化について

摘要

流動接触分解（Fluid Catalytic Cracking，以下FCCと称する）プロセスは減庄軽油や残油などの重質油を触媒にて接触分解を行い，主にガソリンを製造するプロセスである。しかし日本国内では人口の減少に加えて，省燃費の次世代自動車の普及の影響により，ガソリン需要は2005年前後をピークに減少をはじめた。