ベンゼン、5カ月間増産局面続く～不均化／脱アルの稼働率が上昇

摘要

ベンゼンが5月から増産局面を迎えている。 中でも不均化設備、脱アルキル設備の稼働率が急速に上昇しており、2004年の暦年生産は前年の455万900トンを上回り過去最高の生産を記録する公算が大きい。 ベンゼンの内需は1－4月累計では昨年夏に三菱化学、今年1月に旭化成ケミカルズがそれぞれフェノール年産7万トン設備（鹿島事業所）、SM（スチレンモノマー）33万トン設備（水島製造所）を立ち上げたことにより153万7，100トンと前年に比べ3．3％増加した。